「奇跡の記憶術」を読んだ。
今回は、出口汪氏の「奇跡の記憶術~脳を活かす奇跡の「メタ記憶」勉強法
(2011/2/21)」を買ってきた。
- 作者: 出口汪
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2011/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大事なのは、内容だ。
立ち読みの段階では、少しおもろそうだったので、買うことにした。
ほんまに”奇跡”なんかいな・・・・という疑問を持ちつつ。
著者は、予備校の講師で「脳科学」から、「一生忘れない記憶」を作れることが分かったらしい。
脳科学で、記憶のレベルには”ファミリア””リコグニション””リコール””オートマティック”という四段階があること。
このほかに”メタ記憶”があることが分かったと書いている。
この”メタ記憶”が大事なようだ。
メタ記憶は、客観的に自分自身の記憶を把握し、マネジメントする記憶のこと。
それでは、本の内容に入っていこう。
おっと、その前にこのブログは私のメモであり、雑記帳なので、本の内容に忠実でないことはお断りしておく。
気になる方は、直接本を読んでください。
奇跡の記憶術~脳を活かす奇跡の「メタ記憶」勉強法
目次
はじめに なぜ、あなたの脳は24時間後に74%忘れるのか?
第1章 なぜ、努力しても成果が出ないのか?~間違いだらけの勉強法~
第2章 脳は忘れたい!~ここまで解明された記憶のメカニズム~
第3章 一生忘れない記憶とは?~論理と記憶の関係~
第4章 頭がよくなる論理力の鍛え方~理解力を10倍高める論理力トレーニング~
第5章 記憶はコントロールしなさい!~記憶力を10倍高める脳の使い方~
第6章 天才になるために!~100倍速「メタ記憶」勉強法~
第4章までは、具体的な勉強法ではなく、一般的な勉強法よりも、著者の勉強がいかに論理的で科学的であるかを説明しているだけ。。。。
第5章で”メタ記憶”の勉強法の基本的な方法を説明。
第6章で具体的な方法論になる。う~ん、この章だけでいいかも。。。
はじめに なぜ、あなたの脳は24時間後に74%忘れるのか?
ここでは、「一生忘れない記憶法」を贈ります。となっているが、????
忘れるのが当たり前の脳に最新科学の「脳科学」が解明した方法で記憶させるらしい。
脳科学で、記憶には”ファミリア””リコグニション””リコール””オートマティック”という四段階あること、そして、その他に、この本の要である”メタ記憶”があることが分かったらしい。
「メタ記憶」は、客観的に自分自身の記憶を把握し、マネジメントする記憶のこと。
「努力せずに伸びる人」は、無意識にメタ記憶を活用しているから、勉強ができると断言している。
第1章 なぜ、努力しても成果が出ないのか?~間違いだらけの勉強法~
「いかに、記憶や勉強に関してウソを教えられてきたかを明らかにする」
著者は「勉強本」で劇的な効果を上げたという話を聞いたことがないと言っているが、統計を取っているわけでもないので信頼性に欠ける。
そして、旧態依然の勉強法を変えられないのは、様々な「勉強本」の中の「無理」を、本能的に感じ取っているからではないか、って科学的でないよね。
これまでの「勉強本」の勉強法では「無理」があって、効果がないと主張している。
そして、ラクラクと合格していく人の共通点は、理にかなった勉強をしているからと言う。
ラクラクと合格していく勉強法とは
- 勉強を楽しめること--勉強を楽しむためには、「理解する」ことが第一条件(???楽しむ=理解することなのか)理解せず覚えようとするから、苦痛で忘れやすい。(理解しなくても記憶はできるけどな??基礎を記憶しなければ理解できないのでは??)
- 理にかなった勉強法であること--効果的な勉強法は理にかなっている。(当たり前じゃん)できる受験生はまず問題文を論理的に分析して、先を予想する。理解力の根底にあるのが論理力です。
- 科学的な記憶法であること
「論理的な勉強の仕方をする、これが最も効果的な勉強法の必要条件なのです。」らしい。。。
第2章 脳は忘れたい!~ここまで解明された記憶のメカニズム~
第3章 一生忘れない記憶とは?~論理と記憶の関係~
「論理を理解することの重要性を説明する」
第4章 頭がよくなる論理力の鍛え方~理解力を10倍高める論理力トレーニング~
「論理力を身につけることで、勉強や仕事で圧倒的な成果を上げることができる」
第5章 記憶はコントロールしなさい!~記憶力を10倍高める脳の使い方~
「記憶の四段階を理解し、効率的な勉強法を明らかにする」
記憶の四段階
- ファミリア(familiar)漠然とした記憶レベル。
- リコグニション(recognition)選択肢があれば思い出せる記憶レベル。
- リコール(recall)自力で思い出せる記憶レベル。
- オートマティック(automatic)いつでも自然に思い出せる記憶レベル。
短期スケジューリング
忘却曲線を利用すると、記憶は1時間単位で行えということがわかる。
- 1時間後:本当に覚えたかどうかを試す。覚えていなければ、もう一度丁寧に学習する。
- 二日目:覚えた内容を反復学習して、さらに新しい記憶を増やす。
- 三日目:二日目を反復学習し、さらに新しい記憶を増やす。1時間後にチェックする。
- 1週間後:四回目の反復学習を行う。
- 半年後:まとめて五回目の反復学習を行う。
四回くり返せば、一年はそのほとんどを記憶できるはずですから、
第6章 天才になるために!~100倍速「メタ記憶」勉強法~
「間違いなく、この勉強法が”科学的に証明された効率よく勉強する方法”だと断言」
英語のためのスケジューリング
<高校英語の教科書の例>
- [推理する]予習で1回学習する。
- [理解する]授業で2回目の学習。
- [復習する]家でその日のうち復習する。
- [確認する]試験直前に4回目の学習をする。
- [最終チェック]英単語集で最終チェック。
「無理なく四回繰り返したなら、その英文の中の重要記憶事項は自然との売りに刻み込まれていることになります。」
オイオイ、これだけで????
100倍速勉強法
論理と記憶をフルに使ってこそ、100倍速の勉強法となり得る。
<三位一体の学習法>
- 理解→記憶→実践
- 教科書→ノート→問題集
- 予習→講義→復習
「こうした一連の流れの中で学習していくことが必要です。」
暗記系の学習法
ひとり言
著者の勉強法が科学的であることに、こだわり過ぎて、肝心の具体的な勉強法が少ないようだ。
わたしにとって、科学的あることが重要じゃない。
いかに勉強に役立つかだ。
科学的な方が、信頼できるという意味では、いいのかも知れないが、そこじゃないんだよな。
それに「脳科学×論理力」や「メタ記憶」なんてたいそうな言葉を使ってるけど、内容はこれまでの勉強本と大差ないように思うけどね。
もし、科学的でない方法であっても、記憶できるなら、アナログでも構わないってことだよ。